前回ご紹介した、さうなとカフェバー【BARE HAUS】。
実はこの【BARE HAUS】にはもうひとつ「つかした建築がつくる家を、地元の人々に知ってもらう」という目的があります。
そのため、店舗・施設という建築物としての用途の枠を超え、【BARE HAUS】はデザインから性能に至るまで、住宅と同等の仕様でつくり上げています。
本日は、その辺りのお話をさせていただきます。
長浜市産スギを使った外観
つかした建築がちょうど一年前から取り組んでいる、長浜の杉を使った家づくり。
それ以前から構造材には長浜の杉を使用していましたが、現在では外装材としての長浜産スギの活用をすすめています。
地産材の活用は、長浜市の経済活性化や環境保全など対外的にも大きなメリットがありますが、経年によって変化が加わること、より味わいが増していくことで、住む人の愛着がより深まるという利点も。
今後は地元、内保町を中心に長浜産スギの家を増やし、統一感のある美しい街並みをつくり上げていくことが目標です。
国内最高レベルの住宅性能
断熱性能
今回、【BARE HAUS】では付加断熱を採用しました。
最高レベルの断熱性能『付加断熱』
全7段階ある断熱等級のうち、最高等級7に近い断熱等級を備えています。
すっかり暖かくなってしまい、この暖かさを体感いただけないのが残念ですが…。
耐震性能
つかした建築の標準仕様と同じ、許容応力度計算によって安全性を確認した耐震等級3を確保したため、有事の際には地域のシェルターとしての役割も果たせます。
自然素材で仕上げた内装
モルタルで仕上げた土間。
無垢のフローリング。
漆喰の壁。
造作の建具と家具。
住宅の仕様に比べると簡素な仕上がりにはなっていますが、自然素材や大工の手仕事による温かい雰囲気は感じていただけると思います。
今後、住宅の新築をご検討される方はもちろん、今のお住まいに関するお困りごともお気軽にご相談ください。大工として、地域の家守りとして、これまで以上に地元の皆さまに広く貢献してまいります。