レジャーや観光が楽しい季節になりましたね。
外で過ごす時間も増えそうですが、気候のよいうちに家のメンテナンスにも目を向けてみたいところです。
つかした建築の家は、無垢や漆喰などの天然素材が使用されているため、それほど小まめなメンテナンスは必要ありません。
無垢は定期的な塗装が必要だといわれますが、年に1回とか2年に1回という頻度で塗り替える必要はまったくありません。
4〜5年に一度くらい塗装してあげれば、ツヤ感は十分維持できます。
ただし、無垢は水に弱いため、キッチンの床など水はねしやすい場所は、もう少し小まめに塗装し直す方がよいかもしれませんね。
漆喰も、メンテナンスというほどのメンテナンスは必要ありません。
気になる汚れは消しゴムで軽くこすってみてください。
小さなひび割れや押しピンの穴は自分で補修することもできますが、傷や汚れも味になるのが自然素材の魅力です。
それでも気になるという場合は、ご相談いただければ補修に伺います。
外壁も、当社で使用しているのは『漆喰』『板張り』『ガルバリウム』と基本的にメンテナンスの必要ないものばかり。
漆喰は白く汚れが目立つため、幹線道路沿いなど排気ガスの多い場所や汚れやすい場所では使用しません。
そのため頻繁な塗り替えも必要ありませんが、もし台風の影響などで剥離やひび割れが見つかった場合には、修繕が必要です。
ガルバリウムの汚れは基本的には雨で洗い流されますが、年に1回くらいは軒下など雨のかからない場所を中心に水で洗い流してあげるとよいでしょう。
傷がつくと、そこから塗装が剥がれたり、錆が出たりすることもあるので、目立つ傷を見つけたときはご相談ください。
板張り部分は定期的な塗装が必要だと思われがちですが、基本的には必要ありません。
年数とともに風化し、最初は赤みがかっていた板も次第にシルバーグレーへと色を変えますが、それも味。
経年変化を楽しめる人は、そのままで。いつまでも鮮やかな色を保ちたい人は、色が褪せてきたタイミングで塗り替えを。
湿気の多い場所では小まめな塗装で腐朽を防止する必要がありますが、つかした建築では湿気の多い場所、風通しの悪い場所には板は張りません。
適材適所、環境に合った建材を使用していますので、ご安心ください。
紫外線の強い夏が終わり、台風シーズンが過ぎ、間もなく雪の季節を迎えます。
家のメンテナンスは文字どおり不具合を解消するのが目的ですが、それだけではなく大切な住まいの状態に気を配り、変化を敏感に感じ取るという意味でも、年に1度か2度はメンテナンスの日を設けてみてはいかがでしょう。