長くて厳しい、長浜の冬がやってきました。
冷え込みが激しい日など、つい外出をためらってしまう方も多いでしょう。
「今は寒いし、春になったら土地を探しはじめよう」と、家づくりの計画もついつい先延ばしになりがちですよね。
だけど、この傾向はちょっともったいないですね。
なぜかというと、冬が一年のなかでいちばん”土地探しに適した時期”だから。
冬は、年間でもっとも太陽高度が低くなる季節です。
(画像引用:光と窓 | 窓の教科書 | YKK AP株式会社)
春や夏など、太陽高度の高い時期には「日当たりのよい、明るい土地」と感じた場所でも、冬になると隣の建物で日差しがさえぎられ、「想定外に薄暗かった」ということもあり得ます。
とくにパッシブ設計を採用するつかした建築の家には、冬の日当たりが欠かせません。
つまり、冬の日照条件を確認できるという意味で、土地探しには冬が最適なのです。
日照のほかに、もうひとつ。冬の長浜の生活で、避けては通れないのが雪の問題です。
隣家の屋根から落雪したとみられる雪の塊がないか、前面道路はきちんと除雪されているか。
境界をまたぐ落雪は近隣トラブルのもとにですし、なかなか除雪車の入らない場所だったり、雪が積もると車の行き違いもできなくなるような狭い道だったりすると、大雪の日などは完全に詰んでしまいます。
家を建ててしまえば、否応なしに今後何十年と住むことになる土地。
冬でなければ忘れがちな“雪のリスク”も視野に入れて、土地の良し悪しをしっかりと見極めたいですね。
こう寒いと「春まで待って」と思ってしまう気持ちもわかりますが、できれば今から情報収集を。
そして、もし気になる土地を見つけたら、春まで待たずに重い腰を上げて現地の確認を。
たったそれだけで、冬ならではの思わぬ落とし穴を回避できるかもしれません。
もし、この土地で大丈夫かどうかと判断に迷ったら、遠慮なくご相談ください。
プロの視点から、適切なアドバイスをさせていただきます。