先日、東京ビッグサイトで開催された『住宅ビジネスフェア2024』に参加してきました。
住宅業界の最新製品・サービスが集まる専門展で、例年さまざまなメーカーや商社、建設関連企業が一堂に会します。
さらに、今年は全国に横のつながりを広げる場として、建築実務者同士の交流会があわせて開催されました。
昼頃、現地に到着して各ブースを巡回。今年は構造屋さんの出展が多い印象でした。
これまで、木造2階建てなどの一般的な住宅は構造に関する審査の対象外とされてきましたが、2025年4月からは法改正によって一定の規模以上の木造建築物も審査の対象となります。それにより、構造図や構造計算書の添付が必須となるため、需要を見越して出展する構造設計事務所が多かったのでしょう。
個人的には、建材メーカーの出展が少なかったのがちょっと残念でした。
夕方から開催された実務者交流会も大盛況で、160人ほどの建築実務者が参加。
『釿始(ちょうなはじめ)』からも、13人が参加しました。
全国各地の建築実務者コミュニティから各代表者がゲストとして招かれ、私も『釿始』の代表として登壇させていただきました。
設計や施工に関わる実務者同士での話は本当に面白く、もはや何を話していたかも思い出せないほど。地域やコミュニティの垣根を越えた、熱く活気のある会になったのではないかと思います。
住宅の構造や性能に関しても突き抜けた人たちばかりで、こういう実務者が増えていけば、日本の家づくりはもっとよい方向に変わっていくでしょうね。
交流会には、『釿始』立ち上げのモデルケースとなった新潟の『住学(すがく)』の皆さんも参加されていました。
鉄は熱いうちに打てということで、早速、今月の『釿始』の定例会を住学さんと合同で開催することに。
つかした建築の今後のため、住宅業界の未来のため、そして、これから家を建てる方々のためにも、仕事と並行しながら、これらの活動を今後も強化していきたいと思います。