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COLUMN Release:2025.07.14

パッシブ設計とは?自然の力を活かした快適な家づくりの考え方

滋賀県長浜市・米原市・彦根市で高性能な木の家を建てる地域工務店「つかした建築」の代表墳下です。
「できるだけエアコンに頼らずに、心地よく暮らしたい」「自然の風や光をうまく活かせたら…」そんな思いで家づくりを考え始めた方へ。実はそれ、“パッシブ設計”という考え方で実現できるんです。

 

私たちが拠点とする滋賀の気候風土には、春夏秋冬の季節感がしっかりあります。だからこそ、自然の流れに逆らわず、その力を上手に取り入れる設計が、より快適な暮らしにつながります。

今回は、パッシブ設計の基本と、私たちが実際に大切にしている工夫を、できるだけ分かりやすくお伝えします。

 

 

 

パッシブ設計(パッシブデザイン)とは?自然のエネルギーを味方につける考え方

パッシブデザインのパッシブってどういう意味?

「パッシブ(passive)」とは“受け身”や“自然な”という意味。家づくりにおいては、機械的な冷暖房に頼らずに、太陽の光や熱、風、影など“自然にあるもの”を積極的に取り入れて設計することを指します。これは、「快適さを設計でつくる」という、とても本質的な考え方です。

 

 

エアコンに頼らなくても快適になる?

完全に不要になるわけではありませんが、冷暖房の“効きやすさ”や“使う時間”を減らすことができるのがパッシブ設計の良さです。例えば、夏に南からの日差しを深い軒で遮ったり、風の通り道を設計に組み込んだりすることで、家の中に“自然の快適さ”が生まれます。

 

 

滋賀という土地でのパッシブ設計の工夫

四季のメリハリを活かした設計

滋賀は寒暖差がはっきりしていて、特に冬は朝晩が冷え込みます。だから、冬は日射を積極的に取り入れられるよう、南向きの大きな窓や、日射取得の角度を設計段階でしっかり検討します。反対に夏は、深い軒や縦格子・庇などで直射日光を遮る工夫をします。これによって、室内の温度上昇を抑え、涼しさを保てる設計になります。

 

 

風の通り道を読む

風は図面には見えませんが、実はとても重要な要素です。敷地周辺の地形や、近隣の建物の位置を見ながら、風がどこから入り、どこに抜けるかを考えて窓を配置します。「なんとなく気持ちがいいな」と感じる空間には、こうした見えない工夫が潜んでいます。

 

パッシブ設計×高性能住宅=最強の組み合わせ

つかした建築では、パッシブ設計に加えて、高気密・高断熱、そして木繊維断熱材(STEICO)を用いた仕様が基本になっています。パッシブ設計だけでも快適ですが、断熱・気密の性能が伴ってこそ、その効果が最大限に発揮されます。つまり、「自然の力」と「性能の力」の両方をうまくかけ合わせるのが、これからの家づくりの理想です。

 

 

実際のお客様の声と、住んでからの変化

「夏もエアコン1台でじゅうぶん涼しいです」
「冬の朝、太陽が入ると室内がほんのりあたたかくて心地いい」

実際に住まれている方からは、こうした声をよくいただきます。特別な機械を入れたわけではなく、“設計の力”でそう感じてもらえる家をつくる。それが私たちの目指す住まいです。

 

 

 

まとめ:気持ちよさは、設計でつくれる

エアコンに頼り切る暮らしではなく、自然の心地よさを取り込みながら過ごす毎日。それは、見えない設計の力がつくり出すものです。これから家を考える方にこそ、「パッシブ設計って何だろう?」と、まずは関心を持ってもらえたら嬉しいです。

ご相談会や見学も随時行っていますので、実際の空間を体感していただけたらと思います。
それでは!

長浜で高気密高断熱の注文住宅を建てるなら
地域工務店の株式会社つかした建築へ

〒526-0244
滋賀県長浜市内保町2367-5
TEL:0749-50-6061

【施工範囲】
滋賀県:長浜市/米原市/彦根市/その他要相談

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