住宅の省エネ化を促進すべく、今年度も【住宅省エネ2024キャンペーン】が始まります。
国土交通省・経済産業省・環境省が連携して行う支援事業で、昨年も多くの方が利用されました。
なかでも新築やリフォーム全般に向けた『こどもエコ住まい支援事業』は申し込みが殺到し、9月末には予算上限に到達。年末の申請期限を待たずに終了。
昨年つかした建築で新築した家も、全棟この補助金を利用しています。
その『こどもエコ住まい支援事業』の後継事業として、今年度実施されるのが『子育てエコホーム支援事業』です。
『子育てエコホーム支援事業』は、申請時点で18歳未満のお子さまのいる世帯と、ご夫婦のいずれかが39歳以下の世帯が対象。
新築住宅の補助金額は、長期優良住宅で1戸につき100万円。長期優良住宅の認定申請にかかる費用を考えても、利用しないのはもったいない金額ですね。
ZEH住宅なら、1戸につき80万円。長浜市は“ZEH Oriented”の多雪地域に該当するため、太陽光パネルを設置しないZEH水準の家でも補助の対象となります。
このほか、省エネリフォームに対しても、1戸につき20~60万円の補助金が交付されます。
また昨年に続き、開口部の断熱改修が対象となる『先進的窓リノベ2024事業』も実施されます。
補助金額は窓の大きさや性能によって異なりますが、たとえばリビングの掃き出し窓に内窓を取り付けた場合、1か所あたりの補助金額は52,000円から112,000円。昨年に比べると10~25%減額されています。
一方、カバー工法により外窓を交換した場合は12~16%程度の増額。
今年度からは、断熱性の向上を目的としたドア交換も補助対象となっています。
『給湯省エネ2024事業』も昨年から引き続き実施されている制度で、補助金額はエコキュートで1台あたり8万円、ハイブリッド給湯器で10万円、エネファーム18万円と、昨年くらべて3~5万円の増額。
さらに、条件に応じて2~5万円の加算があります。購入、リースのいずれも申請可能です。
近年上昇した物価は高止まりのまま。建築費も例にもれず、値下がりする気配は見られません。
こんな時代だからこそ、国民のための制度は賢く活用していきたいですね。
なお、これら補助金の交付申請ができるのは、事業者登録した建築事業者に限られます。住宅会社を決める前に、必ずご確認を!