ここ数年の間、天然素材を使ったインテリアが世界のトレンドに上がっていましたが、2025年のトレンド予想においても引き続き、天然素材が注目を集めるとされています。
つかした建築がこれまで大切にしてきた価値観と、世間的な価値観が徐々に重なっていくのを感じますね。
シンプルで洗練された空間に、木や土、漆喰といった天然素材が織りなす質感には、本物だけが持つ確かな存在感があります。家が完成した瞬間だけでなく、時を重ねるごとに味わいを増していく。そんな素材の魅力を、今年もより多くの方に伝えていければと思っています。
また、現在のインテリアデザイン業界において、装飾を極力抑えたミニマリズムと個性的な表現を重視するマキシマリズムが拮抗しているといわれています。
しかし、今年は洗練されたミニマルデザインにより注目が集まると予測されています。この動きは、SDGs(持続可能な社会)への関心の高まりにも関係ありそうです。
大胆な模様の壁紙やカラフルなアクセントウォールもいいですが、シンプルなデザインは天然素材との相性もよく、どんな人にもストレスを与えない心地よさがあります。
とくに、長浜市に生まれ育った人、長浜市に移住してきた人々にとっては、ミニマルデザインは馴染みやすいのではないでしょうか。
長浜の街並みには、真壁造りの町家が今も残っています。黒漆喰壁、白漆喰壁に焼杉、格子、木製建具、瓦屋根。昔ながらのその佇まいには、確かな美しさがあります。
つかした建築もこの地に根付いた美意識を大切に、住宅や店舗を手がけています。
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ただし、これはシンプルイズベストという単純な話でもありません。
その空間で暮らす人の個性や、心地よさを感じるポイントは、それぞれ違います。シンプルな中にも、暮らす人の好みや趣味を取り入れる余白が必要です。
流行は移り変わりますが、本物の素材が持つ価値と魅力は普遍的です。
長く住み続けられる家、飽きのこないデザイン。それは、つくり手の技術と素材への深い理解があってこそ実現できるものだと、私たちは考えています。